Woodyぼうずは本当にいい子


ちび達が生まれる前は、他の犬が来ると逃げ出していたのに、今では逃げ出さず、 ちび達を守るために必死にその場に立っている。しかも口から泡をふきながら。。 マールが遊んでいたおもちゃをチャチャが取り上げて、マールが物欲しそうにしていたら 違うおもちゃをマールの前に持って来て落していくし、ご飯はちび達に食べさせようと思う のか、いつも少し残して離れて行く。(追いかけて残りを食べさすとガツガツ食べる) また、ちび達のご飯が少ないと思ったら、ちび達の前で吐きもどしをするし。。 そして何よりも、「Woodyのうれしい時」は、まわりがうれしい時なんだ。 チャチャがうれしいとWoodyもうれしい。ちび達が楽しいとWoodyも楽しそう。 そして僕たちがうれしいとWoodyは幸せを感じてはしゃぎまわる。 本当にいい子だ。 そんなWoodyの去勢手術をして、迎えに行った時の彼の表情が頭に焼き付いている。 「僕はいい子にしているのにどうして?!」と目を潤ませ、訴えているようだった。 そう、Woodyは何も悪いことしていないよ。君は悪くない。 悪いのは僕たち? そう、誰が悪いんだろう? 「運命が悪い」という軽い言葉で片付けたくはない。 だって彼等には運命を切り開く道は閉ざされているのだから。 テレビをつけた。 相も変わらず不正や汚職、戦争のニュースが流れている。 いい子のWoodyが苦しんで、悪い僕たちが笑っている。 人間がすべて悪いんだろうなって、気持になった。 2007年8月1日 Noize